脳卒中後の睡眠時無呼吸(SAS)とは?いびき・日中の眠気とリハビリの関係を正直に解説

· 自費リハビリ情報
田中 光 作業療法士 Journey Rehab代表
田中 光(作業療法士)|株式会社Journey Rehab 代表
認定作業療法士/修士(作業療法学)
東京都立大学大学院 博士後期課程 在籍
初台リハビリテーション病院にて脳卒中リハに従事のち独立
脳卒中後の睡眠時無呼吸(SAS)とは?いびき・日中の眠気とリハビリの関係を正直に解説

「入院中に、いびきがひどいと言われました」「リハビリの時間になると、どうしても眠くなってしまいます」——これは、脳卒中の後にときどきいただくお話です。実は、脳卒中の後には、寝ている間に呼吸が浅くなったり止まったりする「睡眠時無呼吸(SAS:睡眠呼吸障害)」が起こりやすいことが知られています。この記事では、脳卒中と睡眠時無呼吸がどう関わるのか、治療によって何が変わり、何がまだはっきりしていないのかを、研究をもとに整理します。結論から正直にお伝えすると、代表的な治療であるCPAP(シーパップ)は、続けられた場合に神経学的な症状の指標が良い方向に動いたという報告がある一方で、生活の自立度そのものへの効果は、現時点でははっきり示されていません1

睡眠時無呼吸に対するCPAPの使用場面
睡眠中の呼吸が気になる場合は、自己判断せず医師へ相談することが大切です。
この記事の要点
・脳卒中の後は、寝ている間に呼吸が浅くなる・止まるといった睡眠呼吸障害が起こりやすいことが知られています。急性期の脳卒中の方を調べた多施設の試験では、56%の方に睡眠呼吸障害がみられました2
・14件の無作為化比較試験・1,065人をまとめたメタアナリシス(2023年)では、CPAPを用いた群で神経学的な症状の指標が良い方向に動きました(標準化平均差0.28、95%信頼区間0.02〜0.53)。ただし研究間のばらつきは大きく(I²=57%)、生活の自立度では明らかな差はありませんでした(0.25、−0.01〜0.51)1
・同じ分析で、CPAPの平均使用時間は一晩あたり4.47時間(3.85〜5.09)でした。使い続けられるかどうかが大きな課題です1
・リハビリ病院での小規模な二重盲検試験では、認知面の指標で良い方向の差がみられましたが、参加者は30人と少なく、10人が途中で中止しています3
・睡眠時無呼吸の診断と治療は医師が行う領域です。いびきや日中の強い眠気が気になる方は、まず主治医に相談してください。
SECTION 01
睡眠時無呼吸とは何か、脳卒中とどう関わるのか

睡眠時無呼吸とは、眠っている間に空気の通り道がふさがったり、呼吸を調節する働きが不安定になったりして、呼吸が浅くなる・一時的に止まる状態が繰り返されるものです。医学的には、1時間あたりに何回そうした状態が起きたかを表す指標(AHI)で程度を評価します。本人は眠っているため気づきにくく、ご家族が「いびきが大きい」「息が止まっているように見える」と気づいて分かることが少なくありません。

脳卒中の後にこれが起こりやすい理由はいくつか考えられています。舌やのどの周りの筋肉の働きが落ちること、寝ている姿勢が偏りやすいこと、呼吸の調節そのものに脳の損傷が関わる場合があることなどです。実際、急性期の脳卒中の方131人を調べた多施設の試験では、56%にあたる73人に睡眠呼吸障害が確認されました2。決してまれな状態ではありません。

なぜリハビリの記事でこの話題を扱うのかというと、睡眠の質は日中の集中力や疲れやすさに直結し、練習にどれだけ向き合えるかを左右するからです。眠りと気分の関わりについては脳卒中後のマインドフルネスについて解説した記事でも触れています。

SECTION 02
研究で分かっていること

睡眠時無呼吸に対する代表的な治療がCPAPです。鼻や口にマスクを着け、機械で空気を送り込んで気道が閉じないようにする方法で、医師の診断と処方のもとで行われます。脳卒中の後にこれを使うと何が変わるのか、研究を順に見ていきます。

14件・1,065人をまとめた分析(2023年)
脳卒中または一過性脳虚血発作と睡眠時無呼吸のある方を対象に、CPAPと通常の治療を比べた無作為化比較試験14件・1,065人(介入群564人、対照群501人)をまとめたメタアナリシスがあります。介入期間は72時間から24か月までと幅がありました。神経学的な症状の指標では標準化平均差0.28(95%信頼区間0.02〜0.53)と良い方向の差がみられましたが、研究間のばらつきは大きく(I²=57%)、生活の自立度では0.25(−0.01〜0.51)と明らかな差はありませんでした。再発を含む血管イベントは介入群7.95%・対照群11.38%でしたが、統計的な差はありません(リスク比0.70、0.37〜1.32)。認知機能、抑うつ、眠気についても明らかな差は示されませんでした。一方、無呼吸の回数そのものは1時間あたり平均20.59回減っています(−26.30〜−14.87)1
いつ始めるかで結果が違った
同じ分析のサブグループの検討では、発症から7日を超えてCPAPを始めた研究のほうが、神経学的な指標で良い方向の差がはっきりしていました(標準化平均差0.48、0.24〜0.72)。また、介入期間が6か月以内の研究で差がみられ(0.43、0.16〜0.70)、急性期に始めた研究では明らかな差が検出されていません1。ごく早い時期に急いで始めることが有利だとは、現時点の研究からは言えないということになります。
認知面を詳しく調べた多施設試験(2025年)
スイス・ロシア・フランスの3施設で行われた、評価者を伏せた無作為化比較試験(eSATIS)では、急性期の脳梗塞の方131人のうち睡眠呼吸障害のあった方を、発症2日目から機械による呼吸補助を行う群(30人)と行わない群(29人)に分け、3か月後までの認知機能を詳しく調べました。全体としての解析では、治療の有無で認知機能の回復に明らかな差はありませんでした。ただし、決められた使用時間を守れた方(一晩4時間以上を70%超の夜で使用。該当は46%)に限ると、視覚的な記憶や、考えを切り替える力の指標で良い方向の差がみられています。また、治療を受けなかった睡眠呼吸障害のある方は、そうでない方と比べて視覚的な記憶の伸びが小さいという結果でした2。認知面とリハビリの関わりについては脳卒中後の運動と認知機能について解説した記事もあわせてご覧ください。
リハビリ病院での二重盲検試験(2016年)
回復期リハビリ入院中の方40人を、本物のCPAPと見た目が同じ偽の装置に振り分けた試験があります。生活の自立度(FIM)の総得点では明らかな差はありませんでしたが(変化量の中央値34対26)、認知に関する項目では本物の装置の群で差がみられました(6対2.5)。この差は、脳卒中の回復において意味があるとされる最小限の変化に相当する大きさでした。一方で、40人中10人が途中で中止しており、その主な理由はマスクを着けたときの不安感でした。使用時間は平均3.7時間で、推奨される4時間以上を達成できたのは半数にとどまりました3
再発との関わりについての新しい報告
2026年に報告された、30件・3,381人を対象とする系統的レビュー・メタアナリシスでは、再発を調べた無作為化比較試験7件をまとめた結果、CPAPを用いた群で脳卒中や一過性脳虚血発作の再発が少ないという結果が示されています(オッズ比0.49、95%信頼区間0.25〜0.95、I²=0%)。著者らは同時に、眠気や生活機能、認知機能への効果は一貫せず、どれだけ使い続けられたかに大きく左右されると述べています4。この報告は本文の全体を参照できていないため、ここでは研究の方向性を示す補足として扱っています。血圧や生活面を含めた再発への向き合い方は脳卒中後の再発への備えについて解説した記事で整理しています。
日中の眠気に配慮して予定を相談するリハビリ場面
眠気の波に合わせて、時間帯や進め方を調整する考え方もあります。
SECTION 03
エビデンスの質と限界・まだ分かっていないこと
エビデンスの質と限界
14件をまとめた分析の著者ら自身が、いくつもの限界を挙げています。含まれた研究の質は中程度で、参加人数が少なく検出力の低い試験が含まれていたこと。脳卒中の種類や部位、無呼吸の程度をどこで区切るかが研究ごとに異なっていたこと。結果のばらつきが大きく、慎重な解釈が必要なこと。そして、CPAPに耐えられた方が結果に多く反映される偏りが生じうることです1。多施設試験の著者らも、参加人数が限られるため小さな差は検出できなかった可能性、比較的軽い脳梗塞の方が多く一般化に限りがあること、使用を続けられた方が46%にとどまったことを限界として述べています2。リハビリ病院での試験は、そもそも差を検出するには各群140人が必要だったところ20人ずつで行われた小規模なものです3
まだ分かっていないこと
どのくらいの重さの睡眠呼吸障害から治療の意味が大きくなるのか、明確な線引きは定まっていません1。発症からいつ始めるのが最も良いのかも、急性期に始めた研究で差が出にくかったという傾向はあるものの、確立してはいません1。長期的にどうなるのかを追った研究も限られており、6か月を超える期間での結果は十分ではありません1。また、認知機能や気分、眠気については、報告によって結果が分かれています1,2。マスクを使い続けることが難しい方に何を提案できるのかについても、現時点で確立した代わりの方法があるとは言えません3。研究全体としては一定の傾向がありますが、対象となった方の条件や介入の内容が研究ごとに異なるため、すべての方に同じ結果が当てはまるわけではありません。
SECTION 04
何が期待でき、何ははっきりしないか

研究をふまえて言えることを、正直に整理します。まず、はっきりしているのは、CPAPを使うと無呼吸の回数そのものは大きく減るということです1。そして、続けて使えた方では、神経学的な症状の指標や認知面で良い方向の結果が報告されています1,2,3。再発との関わりについても、新しい分析で少ないという方向の結果が示されています4

一方で、はっきりしていないことも多くあります。生活の自立度そのものが変わるかどうかは、現時点の研究では明らかな差として示されていません1。眠気や気分についても結果は一貫しません1。そして最も現実的な壁は、使い続けることの難しさです。平均使用時間は一晩4.47時間、リハビリ病院での試験では推奨時間を達成できたのは半数で、4分の1が途中で中止しています1,3。研究で示された良い方向の結果の多くは「続けられた場合」の話であり、そこが最大の課題だという点は、正直にお伝えしておく必要があります。

SECTION 05
どんな人が気にかけるとよいか

次のような様子がある方は、一度主治医に相談してみる価値があります。ご家族から「いびきが大きい」「寝ている間に息が止まっているようだ」と言われたことがある方。夜はしっかり寝ているはずなのに、日中に強い眠気がある方。朝起きたときに頭が重い、口が渇いている方。リハビリの時間に集中が続かない、途中で眠くなってしまう方。夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる回数が多い方です。

研究に含まれた方の背景を見ると、肥満傾向や高血圧のある方が多く含まれていました3。ただし、脳卒中の後の睡眠呼吸障害は、必ずしも太っている方だけに起こるわけではありません。急性期の試験では、比較的軽い脳梗塞の方を中心に56%という高い割合で確認されています2。体型にかかわらず、上のような様子があれば相談の対象になると考えてよいでしょう。実際に睡眠時無呼吸があるかどうかは、検査によってしか分かりません。判断は医師が行う領域です。

⚠ ただし、忘れてはいけない大切なこと
睡眠時無呼吸の診断は検査に基づいて医師が行い、CPAPの導入も医師の処方が必要です。この記事を読んで「自分は無呼吸だろう」と自己判断したり、逆に「たぶん違うから大丈夫」と決めたりしないでください。市販の器具や枕、口に貼るテープなどで自己流に対応することも、脳卒中の後の体では思わぬ負担になる場合があります。また、日中の強い眠気がある状態での運転は危険です。運転の可否については必ず主治医に確認してください。ここで紹介した研究結果は、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。気になる様子がある場合は、リハビリ側で判断せず、主治医に相談することが第一です。
SECTION 06
リハビリの現場でできること

睡眠時無呼吸そのものへの治療はリハビリの領域ではありません。それでも、リハビリに関わる立場からできることはいくつかあります。ひとつは、気づいて医師につなぐことです。訪問の場面では、ご家族から夜間の様子をうかがえることが多く、日中の眠気や集中の続きにくさも練習中に見えてきます。それらを整理して主治医にお伝えすることは、診断のきっかけになり得ます。

もうひとつは、リハビリの時間帯や進め方を、その方の眠気の波に合わせて調整することです。眠気が強い時間帯に難しい課題を詰め込んでも、うまくいかないことが多くあります。集中しやすい時間帯を一緒に探し、そこに練習を置くという工夫は、診断の有無にかかわらず現場で行えることです。すでにCPAPを使っている方であれば、使い続けることの難しさに耳を傾け、生活の中で無理のない形を主治医と相談できるよう整理をお手伝いすることもあります。研究でも、使い続けられるかどうかが結果を大きく左右することが繰り返し示されています1,2,3

本人と家族が医療者に睡眠について相談する場面
夜間の様子や日中の眠気を、本人・家族・医療者で共有します。
SECTION 07
Journey Rehabでお手伝いできること

Journey Rehabでは、日中の眠気や集中の続きにくさも含めて今の状態を確認し、必要に応じて主治医へ相談するための情報整理や、取り組みやすい時間帯を考えるお手伝いをします。睡眠時無呼吸の診断や治療は行わず、医師の判断を前提にリハビリの進め方を一緒に検討します。

Journey Rehabの訪問自費リハビリについて知りたい方へ
日中の眠気や集中の続きにくさも含めて、今の身体の状態を一緒に確認しながらリハビリの進め方を考えます。
免責事項
この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。診断、治療、医療行為の推奨を目的とするものではありません。睡眠時無呼吸の診断は検査に基づいて医師が行い、CPAPをはじめとする治療の要否と内容も医師が判断する領域です。この記事の内容をもとに、治療の要否を自己判断しないでください。リハビリの内容や強さは、麻痺の程度、体力、併存する病気によって向き・不向きが異なります。実施を検討する際は、まず主治医・リハビリ専門職に相談してください。研究知見は執筆時点の情報であり、今後変わる可能性があります。
田中 光 作業療法士 Journey Rehab代表
執筆者:株式会社Journey Rehab 代表取締役|田中 光
保有資格
修士(作業療法学)/作業療法士(国家資格)/認定作業療法士:登録番号2836
東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 作業療法学域 博士後期課程 在籍

経歴
2016年:初台リハビリテーション病院に入職。脳卒中後遺症の回復期リハに従事
2021年:大手自費リハビリ会社に転職後、2024年にフリーランスとして独立
2025年:株式会社Journey Rehab設立。千葉県/東京都23区を中心に訪問型の自費リハビリを提供中

研究活動
第57回日本作業療法学会(2023)ポスター発表/第34回日本保健科学学会(2024)ポスター発表

論文執筆
田中 光, 石橋 裕, 佐々木 智也, 坂本 泰平. (2025). 本邦における介護予防・日常生活支援総合事業におけるスコーピングレビュー. 日本老年療法学会誌, 4(1).
FAQ
よくある質問
脳卒中の後は、必ず睡眠時無呼吸になるのですか?
必ずではありません。ただし、急性期の脳梗塞の方131人を調べた試験では56%にみられており、珍しい状態ではないと考えられます。実際にあるかどうかは検査でしか分かりませんので、気になる様子があれば主治医にご相談ください。
いびきをかいていなければ、心配しなくてよいですか?
いびきは分かりやすい手がかりのひとつですが、それだけで判断はできません。日中の強い眠気、朝の頭の重さ、夜中に何度も目が覚めるといった様子も手がかりになります。判断は検査と医師の診察によります。
CPAPを使うとリハビリの進み方は変わりますか?
研究では、神経学的な症状の指標や認知面で良い方向の結果が報告されている一方、生活の自立度そのものでは明らかな差は示されていません。結果は続けて使えたかどうかに大きく左右されます。個人差が大きい領域です。
マスクが苦しくて続けられません。どうすればよいですか?
これはよく聞かれる悩みで、研究でも中止の主な理由として報告されています。マスクの種類や圧の設定を変えることで続けやすくなる場合がありますので、我慢して中断してしまう前に、処方している医師に相談してください。
横向きに寝るだけでも違いますか?
寝る姿勢が関わる場合があることは知られていますが、脳卒中の後の方を対象に姿勢だけの方法を確かめた質の高い研究は限られます。麻痺の状態によっては安全に保てる姿勢が異なるため、自己判断せず専門職と一緒に確認してください。
治療を始めるなら、早いほどよいのですか?
現時点の研究では、ごく早い時期に始めた研究のほうが差が出にくく、発症から7日を超えて始めた研究で良い方向の差がはっきりする傾向がありました。ただしこれは開始時期を決める根拠として確立したものではなく、判断は主治医が行います。
リハビリの時間に眠くなってしまうのですが、甘えでしょうか?
そうではありません。夜間の呼吸の状態や睡眠の質が背景にある場合があり、本人の努力の問題ではないことが少なくありません。眠気の波を把握して時間帯を調整することも現場では行っています。気になる場合は主治医にもお伝えください。
REFERENCES
参考文献
1. Fu S, Peng X, Li Y, Yang L, Yu H. Effectiveness and feasibility of continuous positive airway pressure in patients with stroke and sleep apnea: a meta-analysis of randomized trials. Journal of Clinical Sleep Medicine. 2023;19(9):1685-1696. DOI:10.5664/jcsm.10680. PMID:37664950. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37664950/
2. Filchenko I, Duss SB, Salzmann S, Brill AK, Korostovtseva L, et al. Early sleep apnea treatment in stroke (eSATIS) - a multicentre, randomised controlled, rater-blinded, clinical trial: The association of post-stroke cognition with sleep-disordered breathing and its treatment. Journal of Sleep Research. 2025. DOI:10.1111/jsr.14296. PMID:39251407. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39251407/
3. Khot SP, Davis AP, Crane DA, Tanzi PM, Lue DL, et al. Effect of Continuous Positive Airway Pressure on Stroke Rehabilitation: A Pilot Randomized Sham-Controlled Trial. Journal of Clinical Sleep Medicine. 2016;12(7):1019-1026. DOI:10.5664/jcsm.5940. PMID:27092703. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27092703/
4. Suusgaard J, Karottki NFC, West AS, Rauen K, Iversen HK, et al. Effect of CPAP Therapy in Poststroke Patients with Sleep-Disordered Breathing: A Systematic Review and Meta-Analysis. European Neurology. 2026. DOI:10.1159/000551243. PMID:41790582. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41790582/