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田中 光(作業療法士)|株式会社Journey Rehab 代表
認定作業療法士/修士(作業療法学)
東京都立大学大学院 博士後期課程 在籍
初台リハビリテーション病院にて脳卒中リハに従事のち独立
東京都立大学大学院 博士後期課程 在籍
初台リハビリテーション病院にて脳卒中リハに従事のち独立
顔面神経麻痺(ベル麻痺)のリハビリとは?顔の運動療法への研究と限界を正直に解説
内容確認日:2026年7月29日
ある朝、鏡を見たら片側の顔が動かない。口から水がこぼれる、目が閉じにくい、うまく笑えない。顔面神経麻痺は突然起こり、見た目にも表れるため、不安が大きい状態です。「顔の体操をしたほうがよいのか」「マッサージや電気は効くのか」という質問もよくいただきます。研究では、顔の運動療法について良い方向の報告がある一方、根拠の質は高くないと評価されています。この記事では、作業療法士の立場から正直に整理します。
この記事の内容
SECTION 01
顔面神経麻痺(ベル麻痺)とは何か
顔面神経麻痺とは、顔の表情をつくる筋肉を動かす神経(顔面神経)の働きが低下し、片側の顔が動かしにくくなった状態を指します。原因がはっきりしないものは「ベル麻痺」と呼ばれ、突然発症するのが特徴です。額のしわが寄らない、目が閉じきらない、口角が下がる、食べ物が頬にたまる、といった症状が現れます。
ここで区別しておきたいのが、脳卒中による顔の麻痺との違いです。ベル麻痺では額を含めた顔の片側全体が動かしにくくなりますが、脳卒中による顔の麻痺では額のしわ寄せは比較的保たれることが多いとされています。ただし見分けは専門的な判断が必要で、突然の顔の麻痺に加えて、手足の力が入らない、ろれつが回らない、意識がおかしいといった症状があるときは、すぐに救急要請が必要です。ろれつが回りにくい状態については、脳卒中後の構音障害について解説した記事で扱っています。
なお、この記事で扱う研究は、末梢性の顔面神経麻痺(ベル麻痺)を対象にしたものです。レビューの著者らも、脳卒中後の中枢性の顔面麻痺については、現時点で根拠が不足していると述べています1。
SECTION 02
研究で分かっていること
研究紹介|コクラン・システマティックレビュー(2011年・12試験872名)
Teixeiraらのレビュー2は、ベル麻痺に対する理学療法を評価したランダム化比較試験など12件(合計872名)をまとめたものです。内訳は電気刺激が4件(313名)、顔の運動療法が3件(199名)、鍼と組み合わせたものが5件(360名)でした。
電気刺激については、6か月後に回復しきらなかった方の割合に差はみられませんでした(リスク比1.30、95%信頼区間 0.68〜2.50)2。一方、顔の運動療法については、長引いている方で顔の動きの評価尺度(0〜100点)に20.40点の差(8.76〜32.04、34名)が報告されています2。また、発症して間もない方では、後から出てくる不随意な連動(意図しない場所が一緒に動いてしまう現象)が少なかったこと(リスク比0.24、0.08〜0.69、145名)、重い麻痺の方で回復までの期間が2.10週短かったこと(−3.15〜−1.05、47名)が示されています2。
著者らの結論は次のとおりです。「特発性顔面神経麻痺に対するいかなる理学療法についても、明確な利益や害を支持する質の高い根拠はない。個別に調整された顔の運動が、主に中等度の麻痺と慢性例において顔の機能を良くしうるという質の低い根拠がある」2。
電気刺激については、6か月後に回復しきらなかった方の割合に差はみられませんでした(リスク比1.30、95%信頼区間 0.68〜2.50)2。一方、顔の運動療法については、長引いている方で顔の動きの評価尺度(0〜100点)に20.40点の差(8.76〜32.04、34名)が報告されています2。また、発症して間もない方では、後から出てくる不随意な連動(意図しない場所が一緒に動いてしまう現象)が少なかったこと(リスク比0.24、0.08〜0.69、145名)、重い麻痺の方で回復までの期間が2.10週短かったこと(−3.15〜−1.05、47名)が示されています2。
著者らの結論は次のとおりです。「特発性顔面神経麻痺に対するいかなる理学療法についても、明確な利益や害を支持する質の高い根拠はない。個別に調整された顔の運動が、主に中等度の麻痺と慢性例において顔の機能を良くしうるという質の低い根拠がある」2。
その後の研究を含めた、より新しい整理もあります。Khanらのレビュー1は、2011年から2020年に発表された研究を対象に、顔の運動療法の根拠をまとめたものです。19の研究(ランダム化比較試験7件・354名、観察研究9件・447名など、合計854名、年齢12〜80歳)が対象となりました1。
質が高いと判定されたランダム化比較試験4件では、いずれも良い方向の結果が報告されています1。たとえばイタリアで行われた87名の研究では、ステロイド薬に理学療法を加えた群と薬のみの群を比べたところ、重い麻痺(評価尺度でV〜VI度)の方に限って、6か月後に軽度まで回復した割合が74%と48%で差がみられました(p=0.038)1。トルコの60名の研究では、電気刺激と理学療法を組み合わせた群が、運動のみの群より3か月後の評価が良好でした(p=0.03)1。
長引いている方についての報告もあります。米国で行われた76名の後ろ向き研究では、発症から1年から32年経過した方を対象に、リハビリの回数が1回増えるごとに顔の動きの評価が1.85点良くなったと報告されています(p<0.001)1。ただしこれは観察研究であり、比較する群がない点に注意が必要です。
SECTION 03
エビデンスの質と限界・まだ分かっていないこと
エビデンスの質と限界
ここは正直にお伝えしたい部分です。コクランのレビューでは、参加者や評価する側にどちらの治療かを分からなくすることが大きな課題であり、明確に評価者を盲検化できていた研究は1件のみでした2。12件のうち9件は追跡期間が30日未満と短く、6件では割り付けの隠蔽が不十分でした2。有害事象の報告はどの研究にもありませんでした2。
新しいレビューでも、19件のうち質が高いと判定されたのは5件で、9件は質が低いと判定されています1。著者らは「研究デザイン、評価された介入、対象患者の違いが限界であり、この不均一さのために個々の研究のデータを統合することは不可能である」と述べています1。また、どの研究も「臨床的に意味のある変化とは何か」をあらかじめ定義していませんでした1。研究全体では一定の傾向がありますが、対象者や介入内容が研究ごとに異なるため、すべての方に同じ結果が当てはまるわけではありません。
新しいレビューでも、19件のうち質が高いと判定されたのは5件で、9件は質が低いと判定されています1。著者らは「研究デザイン、評価された介入、対象患者の違いが限界であり、この不均一さのために個々の研究のデータを統合することは不可能である」と述べています1。また、どの研究も「臨床的に意味のある変化とは何か」をあらかじめ定義していませんでした1。研究全体では一定の傾向がありますが、対象者や介入内容が研究ごとに異なるため、すべての方に同じ結果が当てはまるわけではありません。
まだ分かっていないこと
・発症からどの時期に始めるとよいか、根拠の不均一さのために明確な関係が示せていません1。
・麻痺の重さによって効果がどう変わるかも、研究間で条件が異なり定まっていません1。
・良くなった状態がどのくらい続くかは分かっていません。評価の時期が4週から12か月とばらついているためです1。
・電気刺激については、6か月後・12か月後の回復について差が示されていません2。
・どの研究も有害事象を報告していないため、安全性の情報が不足しています2。
・費用に見合うかどうかを評価した研究はありません1。
・脳卒中後の中枢性の顔面麻痺については、現時点で根拠が不足しています1。
・顔の運動療法の有効性を確かめるには、質の高いランダム化比較試験による確認が必要とされています2。
・麻痺の重さによって効果がどう変わるかも、研究間で条件が異なり定まっていません1。
・良くなった状態がどのくらい続くかは分かっていません。評価の時期が4週から12か月とばらついているためです1。
・電気刺激については、6か月後・12か月後の回復について差が示されていません2。
・どの研究も有害事象を報告していないため、安全性の情報が不足しています2。
・費用に見合うかどうかを評価した研究はありません1。
・脳卒中後の中枢性の顔面麻痺については、現時点で根拠が不足しています1。
・顔の運動療法の有効性を確かめるには、質の高いランダム化比較試験による確認が必要とされています2。
SECTION 04
何が期待でき、何は変わりにくいか
まず前提として、ベル麻痺の多くは自然に良い経過をたどることが知られており、急性期の治療の中心は薬(ステロイドなど)です。リハビリはその代わりになるものではありません。開始や継続については必ず主治医の判断を仰いでください。
そのうえで、研究で比較的良い方向の差が報告されているのは、次の3点です。ひとつは長引いている方の顔の動きの評価2、ひとつは発症して間もない方で後から出る不随意な連動が少なかったこと2、そして重い麻痺の方での回復期間の短縮です2。特に3つ目については、新しいレビューでも、重い麻痺の方に限って差がみられた研究が紹介されています1。
逆に、期待しすぎないほうがよい部分もあります。電気刺激については、6か月後・12か月後の回復について差が示されていません2。また「たくさん動かせば早く治る」という考え方も、根拠に支えられているとは言えません。むしろ、強く力を入れる動かし方が不随意な連動につながる可能性が指摘されており、実際の臨床では、ゆっくり小さく、左右の対称性を確認しながら行う方法が広く用いられています。この点は、鏡を使って動きを確認するミラーセラピーの進め方について解説した記事とも考え方が重なる部分があります。
SECTION 05
どんな人に向いているか
研究の対象となってきたのは、顔面神経麻痺と診断された方で、年齢は12歳から80歳まで幅があります1。発症してすぐの方を対象にした研究が6件、発症から2年から30年経過した方を対象にした研究が2件と、時期の異なる集団が含まれています1。
コクランのレビューの結論からは、特に「中等度の麻痺がある方」と「長引いている方」が、個別に調整された顔の運動の対象として挙げられています2。また、重い麻痺の方については、薬に理学療法を加えた場合に差がみられた研究があります1。逆に、ごく軽い麻痺で自然に回復しつつある方の場合、リハビリを追加する意味は研究からははっきりしません。
⚠ ただし、忘れてはいけない大切なこと:
突然の顔の麻痺に加えて、手足の力が入らない、しゃべりにくい、片方が見えにくい、強い頭痛やめまいがある場合は、脳卒中の可能性があるためすぐに救急要請してください。また、耳の痛みや耳のまわりの水ぶくれを伴う場合は別の原因が考えられ、治療方針が変わります。顔面神経麻痺では発症早期の薬物治療が重要とされるため、まず耳鼻咽喉科や神経内科などの受診を優先してください。目が閉じにくいときは角膜が傷つきやすく、点眼や就寝時の保護について医師の指示を受ける必要があります。自己流の強いマッサージや電気機器の使用は、必ず主治医に確認してから行ってください。
突然の顔の麻痺に加えて、手足の力が入らない、しゃべりにくい、片方が見えにくい、強い頭痛やめまいがある場合は、脳卒中の可能性があるためすぐに救急要請してください。また、耳の痛みや耳のまわりの水ぶくれを伴う場合は別の原因が考えられ、治療方針が変わります。顔面神経麻痺では発症早期の薬物治療が重要とされるため、まず耳鼻咽喉科や神経内科などの受診を優先してください。目が閉じにくいときは角膜が傷つきやすく、点眼や就寝時の保護について医師の指示を受ける必要があります。自己流の強いマッサージや電気機器の使用は、必ず主治医に確認してから行ってください。
SECTION 06
回数・頻度・期間の目安
正直に申し上げると、研究から明確な「目安」を示すことはできません。レビューの著者らは、研究デザインも介入内容も対象者もばらばらで、データを統合できないと述べています1。評価の時期も、4週後から12か月後までさまざまでした1。
参考になる報告としては、長引いている方を対象にした観察研究で、リハビリの回数が1回増えるごとに顔の動きの評価が1.85点良くなったというものがあります1。ただし比較する群がないため、この数値をそのまま「回数を増やせばよい」と読むことはできません。
現場での考え方としては、1回に長時間行うより、短い時間を1日数回に分けるほうが、疲れによる過剰な動かし方を避けやすいと感じています。いずれにしても、回数や強さは自己判断せず、担当の医師や専門職と相談して決めてください。
SECTION 07
専門職と一緒に確認したい実践上のポイント
専門職が確認する主な項目
まず、医師の診断と治療方針を確認します。原因が特発性か、他の疾患によるものかで進め方が変わるためです。次に、目がしっかり閉じるか、乾燥の対策ができているかを確認します。ここは見た目の回復より優先される部分です。そのうえで、額・眉・目・鼻・口それぞれの動きを分けて確認し、どの動きが出にくいか、どこに不随意な連動が出ているかを整理します。研究でも、評価には顔の動きを段階づける尺度や、患者さん自身が答える質問票が用いられています1。生活面では、食事のとり方、飲み物のこぼれにくい飲み方、人と会うときの不安といった具体的な困りごとを一緒に扱います。
まとめると、顔面神経麻痺に対する顔の運動療法は、長引いている方の顔の動きや、発症早期の不随意な連動の出にくさについて、良い方向の差を報告した研究があります2。新しいレビューでも、質の高い研究から支持する根拠が示されたとされています1。一方で、コクランのレビューは根拠の質を「低い」と評価しており、質の高い試験での確認が必要だと述べています2。急性期の治療の中心はあくまで医師による治療です。ご自身の状況に合うかどうか迷うときは、まず担当の医師にご相談ください。
運営・利益相反について
本記事は株式会社Journey Rehabが作成し、自社のリハビリ相談・サービスへの案内を含みます。執筆と文献確認は作業療法士の田中 光が行っており、外部医師による監修記事ではありません。
本記事は株式会社Journey Rehabが作成し、自社のリハビリ相談・サービスへの案内を含みます。執筆と文献確認は作業療法士の田中 光が行っており、外部医師による監修記事ではありません。
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の治療・診断を推奨したり、医療行為に代わるものではありません。突然の顔の麻痺は緊急の対応が必要な病気の症状であることがあり、発症早期の医師による診察と治療が重要です。症状の現れ方や必要な対応は個人によって大きく異なります。実施の前には、必ず担当の医師やリハビリ専門職にご相談ください。紹介した研究データは執筆時点のもので、今後の研究で評価が変わる可能性があります。
Journey Rehabの訪問自費リハビリについて知りたい方へ
生活のなかで困っている場面と身体の状態を一緒に確認しながら、進め方を考えます。
執筆者:株式会社Journey Rehab 代表取締役|田中 光
保有資格
修士(作業療法学)
作業療法士(国家資格)/認定作業療法士:登録番号2836(日本作業療法士協会)
東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 作業療法学域 博士後期課程 在籍
作業療法士(国家資格)/認定作業療法士:登録番号2836(日本作業療法士協会)
東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 作業療法学域 博士後期課程 在籍
経歴
・2016年:初台リハビリテーション病院に入職。脳卒中後遺症の回復期リハに従事
・2021年:大手自費リハビリ会社に転職後、2024年にフリーランスとして独立
・2025年:株式会社Journey Rehab設立。千葉県/東京都23区を中心に訪問型の自費リハビリを提供中
・2021年:大手自費リハビリ会社に転職後、2024年にフリーランスとして独立
・2025年:株式会社Journey Rehab設立。千葉県/東京都23区を中心に訪問型の自費リハビリを提供中
研究活動
・第57回日本作業療法学会(2023)ポスター発表
・第34回日本保健科学学会(2024)ポスター発表
・第34回日本保健科学学会(2024)ポスター発表
論文執筆
・田中 光, 石橋 裕, 佐々木 智也, 坂本 泰平. (2025). 本邦における介護予防・日常生活支援総合事業におけるスコーピングレビュー. 日本老年療法学会誌, 4(1). 日本老年療法学会.
Q & A
よくある質問
Q. 顔の体操はしたほうがよいですか?
個別に調整された顔の運動については、質は低いものの、顔の動きの評価が良くなりうるという根拠があります2。ただし内容や強さは状態によって変わるため、自己流ではなく、担当の医師や専門職に確認してから始めることをおすすめします。
Q. 電気を当てる治療は効きますか?
コクランのレビューでは、電気刺激について6か月後の回復に差はみられませんでした(リスク比1.30、95%信頼区間 0.68〜2.50)2。12か月後も同様です2。一方、理学療法と組み合わせた研究で良い結果が報告されたものもあります1。判断は主治医とご相談ください。
Q. いつから始めればよいですか?
研究からは明確な時期を示せません。開始時期と効果の関係は、研究のばらつきのために示せていないと報告されています1。まずは医師の診察と治療が優先で、リハビリの開始時期はその方針のなかで決めていくことになります。
Q. 発症から何年も経っていますが、今からでも意味はありますか?
長引いている方を対象にした研究では、顔の動きの評価に20.40点の差(95%信頼区間 8.76〜32.04)が報告されています2。発症から1年から32年経過した76名の観察研究でも良い変化が報告されました1。ただし対象人数が少なく、確実なこととは言えません。
Q. 口を動かすと目が一緒に閉じてしまいます。これは何ですか?
意図しない場所が一緒に動いてしまう現象(不随意な連動)で、回復の過程で起こることがあります。研究では、発症早期の顔の運動でこれが少なかったという報告があります(リスク比0.24、95%信頼区間 0.08〜0.69)2。気になるときは主治医にご相談ください。
Q. マッサージは強めにしたほうがよいですか?
強さについて根拠を示した研究は見当たりません。研究では有害事象の報告そのものが行われていないため2、安全面の情報も不足しています。強い刺激は自己判断で行わず、専門職に確認してください。
Q. 目が閉じにくいのですが、どうすればよいですか?
目が閉じにくい状態では角膜が傷つきやすいため、点眼や就寝時の保護が必要になることがあります。これは自己判断せず、必ず医師の指示を受けてください。リハビリより優先される部分です。
Q. 脳卒中による顔の麻痺でも同じリハビリでよいですか?
同じとは言えません。レビューの著者らは、脳卒中後の中枢性の顔面麻痺については現時点で根拠が不足していると述べています1。この記事で紹介した研究は末梢性の麻痺を対象にしたものです。
REFERENCES
参考文献
1. Khan AJ, Szczepura A, Palmer S, et al. Physical therapy for facial nerve paralysis (Bell's palsy): An updated and extended systematic review of the evidence for facial exercise therapy. Clin Rehabil. 2022;36(11):1424-1449. PMID: 35787015.
2. Teixeira LJ, Valbuza JS, Prado GF. Physical therapy for Bell's palsy (idiopathic facial paralysis). Cochrane Database Syst Rev. 2011;(12):CD006283. PMID: 22161401.
2. Teixeira LJ, Valbuza JS, Prado GF. Physical therapy for Bell's palsy (idiopathic facial paralysis). Cochrane Database Syst Rev. 2011;(12):CD006283. PMID: 22161401.
