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【千葉・訪問リハ対応】脳卒中後の手のリハビリ|CI療法で使える手を取り戻す方法

· 上肢リハビリについて

はじめに

脳卒中の後、「手が思うように動かない」「腕を使おうと思ってもなかなかうまくいかない」と悩んでいませんか?

リハビリに取り組んでいても、「もう少し何か方法がないか」と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する**CI療法(Constraint-Induced Movement Therapy)**は、そんな麻痺した手や腕の“使いやすさ”を改善するために生まれたリハビリの一つです。

実はこの方法、国内外の多くの研究でも効果が認められており、近年では自宅でも取り組める形で注目されています。

この記事では、CI療法の基本的な考え方から、どんな人に向いているのか、効果ややり方、自宅で取り組む際のポイントまで、わかりやすくまとめています。

自費の訪問リハビリで実施する際の実際の流れや工夫もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

CI療法とは?

Constraint-Induced Movement Therapy(CI療法)は、麻痺のない健側の上肢をミトンやスリングで固定し(拘束し)、麻痺側の上肢だけを集中的に訓練する治療法です。

通常、1日数時間(従来法では1日6時間以上)、2週間程度にわたって麻痺側の手指・手腕の動作を反復練習します。

課題は、動作を段階的に難しくする「シェーピング」や、日常生活に近い実用的な作業(物の把持や移動など)を多様に組み合わせた内容で行い、脳の「使用依存性可塑性」を促すことを狙いとしています。

また、治療効果を日常生活に持ち帰るための行動契約(トランスファーパッケージ)も併用されることがあります。

引用:Taub E. et al. (2006). Stroke

従来のCI療法(クラシックCIMT)は、非麻痺側の手を1日6時間以上拘束し、2週間にわたって合計60時間以上の訓練を行うという、非常に集中的なプログラムでした。

この方法は効果が高い一方で、生活への影響や継続の難しさなどから、すべての方に実施できるわけではありません。

そこで生まれたのが「修正CI療法(Modified CIMT/mCIMT)」です。

修正CI療法では、以下のように内容を柔軟に調整することで、より多くの方が現実的に取り組める形に進化しています。

•拘束時間を 1日3〜5時間程度に短縮

•実施期間も 週3〜5日 × 2〜4週間程度に調整可能

•課題練習の内容や強度も、患者の生活状況や体力に応じてアレンジ可能

このように、修正CI療法は「無理なく続けやすい」ことを重視しながらも、しっかりと麻痺手の使用促進と機能改善を狙える方法です。

近年の研究でも、従来型と比較しても大きく劣らない効果が報告されており、訪問型や在宅での実践にも適しています。

引用:Azevedo JA et al. (2022). Front Hum Neurosci

適応対象

CI療法は原則として成人の片麻痺に対して行われます(18歳以上)。

脳卒中発症直後の急性期(特に発症1か月以内)は強い拘束を避けるべきとされており、一般に発症3か月以降の亜急性期~慢性期(およそ1年以上経過した慢性期でも効果あり)に用いられます。

また、ある程度の自発運動が残っていることが重要で、手首が20度以上、手指が10度以上伸展可能で、感覚障害や認知障害が最小限である患者が適応とされています。

引用:Winstein CJ et al. (2016). Stroke Guidelines

効果(運動機能・ADLへの改善)

複数の臨床試験やメタ解析で、CI療法は上肢運動機能の改善効果が認められています。

代表的な多施設RCT(EXCITE試験)では、CI療法群は通常治療群と比べて、ウォルフ運動機能テスト(WMFT)や運動活動ログ(MAL)の改善が有意に大きく、1年後まで効果が持続したと報告されています。

引用:Wolf SL et al. (2006). JAMA

その他の研究や総説でも、CI療法群では上肢運動機能の評価指標であるARATやFugl-Meyer運動機能評価(FMA-UE)や日常生活動作(ADL)を評価する指標であるBarthel Index(BI)などのスコアが対照群より大きく改善するという結果が多数報告されています。

引用:Zhang J et al. (2023). Front Neurol

一方、コクランレビュー(Corbettaら)では、CI療法は運動麻痺・機能の改善には一定の効果があるものの、ADLの改善効果は明確でないと報告されています。

引用:Corbetta D et al. (2015). Cochrane Database Syst Rev

自宅(家庭内)CI療法の有効性

近年、家庭環境でCI療法を行うホームCIMTも注目されています。

Lancet Neurology誌の研究(Barzelら)では、友人や家族が「コーチ」となって行う4週間のホームCIMTと通常の外来治療を比較しました。

その結果、ホームCIMT群では**MALの動作の質(Quality of Movement)**が対照群より大きく改善し、麻痺手の使用頻度に関する患者の自己評価が向上しました。

引用:Barzel A et al. (2015). Lancet Neurol

ただし、WMFTによる運動課題の遂行速度の改善においては大きな群間差は見られず、日常使用感には寄与するがパフォーマンス面ではやや限定的な結果も見られました。

実際に訪問リハビリをしている方にも実施することが多いリハビリです。効果を再現するためには訓練時間が多く必要なリハビリですので自主トレーニングで訓練時間を確保することも多くあります。日常生活動作で実践的に麻痺した手を使用していく練習に取り組むので、モチベーションが比較的保たれやすいリハビリだと実感される方が多い印象です。(あくまでも執筆者の感想です)

CI療法を実施する際にお客様からよくある希望する目標の例

・箸が使えるようになりたい

・お茶碗を持てるようになりたい

・パソコンのタイピングができるようになりたい

・字が書けるようになりたい

など日常生活での使用場面が多い目標が聞かれます。

そのほかは、「ゴルフクラブを握れるようになりたい」、「水泳でクロールができるようになりたい」などお客様の個別性の高い目標をあげられる方もいらっしゃいます。

実施に必要な物品・準備

CI療法の実施には高価な機器は必要なく、以下のような準備で可能です。

•拘束具(ミトンやスリング):健側の手を制限するための布製ミトンやスリング(1日5〜6時間使用)

•訓練用具:マグネットブロック、紙コップ、小球など指先の運動を引き出す日常的な道具

•訓練時間の確保:従来型では1日6時間×2週間=約60時間、修正版では3〜5時間/日程度

•セラピストまたは家族のコーチング:指導の下、適切な課題設定や励ましを行う

•行動促進策(Transfer Package):練習の成果を実生活に結びつけるための日誌・目標設定

引用:Azevedo JA et al. (2022). Front Hum Neurosci

まとめ

CI療法(Constraint-Induced Movement Therapy)は、脳卒中後の上肢麻痺に対して科学的にも効果が認められているリハビリ手法です。

特に、「動かせるけれどあまり使えていない手」に対して有効とされており、腕や手の運動機能の改善、日常生活への応用力の向上が期待できます。

従来型の集中的なプログラムに加えて、最近では生活に取り入れやすい「修正CI療法」や、自宅で取り組む「ホームCIMT」なども選択肢として増えています。

無理なく継続できる方法を選ぶことが、改善の第一歩です。

Journey Rehabでは、訪問型の自費リハビリを通じて、CI療法をはじめとしたエビデンスに基づく訓練を、一人ひとりに合わせて提供しています。

他、ミラーセラピーや電気刺激療法についての記事はこちらからご覧ください。

「もう少し手を使えるようになりたい」「在宅でできるリハビリを始めたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

▶︎無料体験リハビリのご相談はこちらから

引用文献

•Winstein, C. J. et al. (2016). Guidelines for Adult Stroke Rehabilitation and Recovery. Stroke, 47(6), e98–e169.

•Wolf, S. L. et al. (2006). Effect of Constraint-Induced Movement Therapy on Upper Extremity Function 3 to 9 Months After Stroke: The EXCITE Randomized Clinical Trial. JAMA, 296(17), 2095–2104.

•Barzel, A. et al. (2015). Home-based constraint-induced therapy for patients with chronic stroke in Germany: A randomized, controlled multicenter trial. The Lancet Neurology, 14(9), 893–902.

•Corbetta, D. et al. (2015). Constraint-induced movement therapy for upper extremities in people with stroke. Cochrane Database of Systematic Reviews, (10), CD004433.

•Taub, E. et al. (2006). The learned nonuse phenomenon: implications for rehabilitation. Stroke, 37(2), 527–530.

•Azevedo, J. A. et al. (2022). Modified constraint-induced movement therapy for upper limb rehabilitation: A systematic review. Frontiers in Human Neuroscience, 16, 1058311.

•Zhang, J. et al. (2023). Constraint-induced movement therapy for improving upper extremity function in stroke: A meta-analysis. Frontiers in Neurology, 14, 1164606.

▪️執筆者情報

**株式会社Journey Rehab 代表|田中 光**

作業療法士(国家資格)/認定作業療法士(日本作業療法士協会)

東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 作業療法学域 博士前期課程 在籍

▪️経歴

・2016年:初台リハビリテーション病院に入職。脳卒中後遺症の回復期リハに従事

・2021年:自費訪問リハビリ分野に活動を広げ、2024年にフリーランスとして独立

・2025年:株式会社Journey Rehab設立。千葉県を中心に訪問型の自費リハビリを提供中

▪️ 研究活動

・第57回日本作業療法学会(2023)ポスター発表

・第34回日本保健科学学会(2024)ポスター発表

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