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【千葉 脳卒中リハビリ専門】

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      【脳卒中の上肢麻痺リハビリ】運動イメージ療法で改善を目指す方法|千葉の自費訪問対応応

      · 上肢リハビリについて,下肢リハビリについて

      はじめに

      脳卒中後の麻痺に対して、「できるだけ早く、できるだけ多くのリハビリを」というのは基本方針ですが、「思うように身体が動かない」「疲労が強くて動かせない」といった課題に直面する方も多いのが現実です。

      そこで注目されているのが、「運動イメージ療法(Motor Imagery: MI)」です。

      運動イメージ療法とは、実際には身体を動かさず、頭の中で運動を思い浮かべるリハビリ法です。たとえば「右手でコップを持ち上げる」「階段を上る」といった動作を、心の中で繰り返すことで、**脳の運動中枢(一次運動野、補足運動野、前運動野など)**が活性化されることが明らかになっています。

      このように、脳に運動の「つもり」を送るだけでも神経系は反応するという、近年の神経科学の知見を活かした手法です。

      さらに、運動イメージでは「動作の予測」や「動きのタイミング」などをつかさどる内部モデルも鍛えられるとされ、運動計画の精度を高めたり、実際の運動との相乗効果をもたらしたりします。

      加えて、他人の動作を見たときと同じように反応するミラーニューロン系の活性化も関与しており、「見て・考えて・動く」の回路を再構築することが期待されます。

      MIは、急性期から慢性期まで幅広い時期で実施可能であり、実際の運動練習と組み合わせることで、上肢・歩行・ADLなど多様な機能改善が報告されています。

      本記事では、この運動イメージ療法について、エビデンスに基づき「効果」「方法」「適応のタイミング」などをわかりやすく解説します。

      運動イメージ療法とは?

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      運動イメージ療法(Motor Imagery: MI)は、身体を動かさずに、運動のイメージを頭の中で行うリハビリ方法です。

      たとえば「左手でコップを持つ」「階段を上る」といった動作を実際には行わず、目を閉じて、細かくその動作を思い浮かべることで、脳の運動ネットワークが活性化され、麻痺の改善を促すとされています。

      脳卒中後は、運動の指令をうまく出せなかったり、身体が思うように動かなかったりする状態が続きます。MIは、こうした状態でも**「脳内でのリハビリ」を可能にする手段**です。

      効果について(アウトカム別)

      🔷 上肢機能(FMA・ARAT・MAL・WMFT)

      2017年のメタアナリシス(Guerra et al.)では、運動イメージ療法(MI)を通常リハビリに追加した群で、上肢機能に対して中等度〜大きな改善効果が報告されました。

      ・FMA(上肢運動機能):SMD = 0.62(中等度)

      ・ARATおよびWMFT:SMD = 1.37(大きな効果)

      ・MAL:明確な効果量は示されていないが、複数のRCTで改善が報告されています。

      🔷 歩行能力・バランス(歩行速度・TUG・FRT・6分間歩行距離など)

      2020年のCochraneレビュー(Silva et al.)では、脳卒中後の歩行リハビリにおいてMIが歩行機能に与える影響が検討されました。

      • 歩行速度:MIの追加によりわずかな改善が見られたが、エビデンスの確実性は低い
      • バランス機能(例:TUG・FRT):一部で改善がみられたが、結果は一貫していない
      • 6分間歩行距離・ケイデンスなど:効果は限定的、研究間のばらつきが大きい

      特に発症からある程度時間が経過した回復期〜慢性期の対象者において、MIは歩行のリズムや予測制御をサポートする可能性があるとされています。ただし、研究間の異質性や小規模RCTの影響があるため、効果の大きさには慎重な解釈が求められます。

      🔷 ADL(日常生活動作)

      Guerraらのメタアナリシスでは、MIの実施により**Barthel Index(BI)において中等度の効果(SMD = 0.63)**が示されました(p = 0.002)。

      特に、上肢機能の改善を通じた間接的なADL向上が示唆されています。

      方法について(実施手順と頻度)

      ✅ 実施手順の基本(上肢・下肢共通)

      運動イメージ療法(Motor Imagery:MI)は、身体を動かさずに、動作を頭の中で繰り返すリハビリ方法です。以下のようなシンプルな流れで実施されます。

      ▷ 基本の流れ

      1. 静かな場所で、椅子やベッドに座る/横になる
      2. イメージする動作を1つ決める(例:コップを持つ/廊下を歩く)
      3. 目を閉じて、動作を視覚的・感覚的にできるだけリアルに想像する

       (例:指や足の動き、関節の角度、力の入れ具合など)

      1. 1動作につき5〜10回くり返す(1回あたり10〜15分)
      2. 可能であれば、その後に実際の動作を試してみる(「イメージ+実動作」)

      ▷ 頻度と期間(RCTで多かった例)

      • 1日1〜2回、週3〜5回
      • 1回あたり10〜15分程度
      • 総実施期間は2〜6週間(多くは4週間前後)

      ✅ MIのバリエーション(研究で使用された主な5タイプ)

      多くの研究では、MIの方法が異なっており、以下のような5つの代表的なスタイルが報告されています【Guerra et al., 2017】。


      ① 視覚イメージ(Visual imagery)

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      • 自分が動いている様子を映像のように視覚的に思い描く方法

      例:腕を動かす自分を横や後ろから眺める

      • **外的視点(third-person view)**が多く、歩行や姿勢制御で採用されることが多い

      ② 運動感覚イメージ(Kinesthetic imagery)

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      • 実際に体を動かしているような筋肉の感覚・重さ・動きの内部感覚を再現する方法

        **内的視点(first-person view)**での想像が主

      • 上肢機能(FMA・ARATなど)の訓練で多用されている

      ③ 音声誘導によるイメージ練習(Guided imagery)

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      • 録音やセラピストの声に従ってイメージする方法
      • 呼吸や注意の集中も含まれ、認知機能の低下がある方にも有用

      ④ ビデオ視聴と組み合わせたMI

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      • 健常者や他者の動作を撮影した動画を見てから、自身の中で同じ動作をイメージ
      • 「動作の模倣」「運動観察(Action Observation)」とのハイブリッド法
      • 主にARAT・FMA・MALなどを対象に用いられている

      ⑤ 実際のリハビリとの併用(コンバインドリハ)

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      • MIを実際の作業療法・運動療法と組み合わせて行う方法
      • 例:イメージ → 実動作、または 実動作 → イメージ
      • MI単独よりも高い効果を示す報告がある

      おわりに

      運動イメージ療法は、脳を再活性化するアプローチとして、特に上肢麻痺やADL改善を目指す方におすすめの方法です。

      実際の運動が難しい時期でも「頭の中でリハビリ」ができるこの方法は、非侵襲的・自宅でもできるという大きな魅力があります。

      千葉で脳卒中後のリハビリにお悩みの方、医療保険でのリハビリが終了してしまった方は、自費リハビリサービスの活用もご検討ください。

      当事業所では、運動イメージ療法をはじめとした科学的根拠に基づいた個別リハビリをご提案しています。

      無料体験リハビリお問い合わせ

      引用文献

      1. Guerra, Z. F., Lucchetti, A. L. G., & Lucchetti, G. (2017). Motor imagery training after stroke: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Journal of Neurologic Physical Therapy, 41(4), 205–214.
      2. Silva, S., Borges, L. R. M., Santiago, L., Lucena, L., Lindquist, A. R. R., & Ribeiro, T. (2020). Motor imagery for gait rehabilitation after stroke. Cochrane Database of Systematic Reviews, 9, CD013019.

      ▪️執筆者情報

      **株式会社Journey Rehab 代表|田中 光**

      作業療法士(国家資格)/認定作業療法士(日本作業療法士協会)

      東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 作業療法学域 博士前期課程 在籍

      ▪️経歴

      ・2016年:初台リハビリテーション病院に入職。脳卒中後遺症の回復期リハに従事

      ・2021年:自費訪問リハビリ分野に活動を広げ、2024年にフリーランスとして独立

      ・2025年:株式会社Journey Rehab設立。千葉県を中心に訪問型の自費リハビリを提供中

      ▪️ 研究活動

      ・第57回日本作業療法学会(2023)ポスター発表

      ・第34回日本保健科学学会(2024)ポスター発表

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